2019年 花粉症特集

自分にあった
かぜの治し方とは

かぜを効率よく治すためにはひき始めが肝心です。
その理由とは・・・?
正しくかぜに対処する方法をご紹介します。

かぜを早めに対処することで、悪化させずに早く治す意義

多くの人はかぜをひくと、市販のかぜ薬をのんだり、病院でもらった薬をのむことで、体が楽になったり、かぜが治ってしまったという経験があると思います。
それでは、かぜ薬はかぜのウイルスをやっつけてくれるものでしょうか?
答えはNoです。
かぜは主にウイルスの感染によって起こりますが、実はかぜのウイルスに直接効く薬はドラッグストアにもありませんし、病院で処方される薬にも存在しません。(インフルエンザウイルスに効く薬はあります。)
ところが、かぜ薬についてのアンケートでは、かぜ薬はかぜのウイルスをやっつけてくれるものと思っている人は半数以上もいました。

今現在、かぜのウイルスに直接効く薬はなく(インフルエンザを除く)かぜを治すには自分の体力と免疫力でウイルスを排除するしかありません。
かぜのウイルスに感染すると防御反応として粘膜などに炎症が生じ、その炎症によって鼻水・鼻づまり、のどの痛み、発熱といった症状があらわれます。これらの症状は、放っておくとつらいだけでなく、体力の消耗につながったり、さらに炎症がひどくなると重症化して長引く原因になったりします。
自己治癒力を十分に発揮させるためには、栄養と睡眠をしっかりとって休養することが、最も重要なことであり、食欲を奪い、睡眠や休養を妨げるような症状は体力を消耗させてしまうため早めに抑えることも大切です。
では、かぜ薬をのむとなぜ体が楽になったり治ったと感じたりするのでしょうか。
実はかぜ薬は、このようなかぜの症状に対して効果を発揮するからなのです。
症状を緩和するので、体が楽になり、よく眠れたり食欲が出たりして、体力も回復し、かぜが治ったと感じるのです。
かぜ薬を適切に使うことで、早く症状を抑えてかぜを長引かせずに対処できます。
「かぜは万病のもと」といいますが、対処をしないと思わぬ合併症を引き起こしたり、重大な病気の引き金になったりする場合もあります。
かぜを効率よく治すポイントはタイミングと自分の症状にあった対処です。

ひき始めにでやすい症状とは

次のデータはここ1年間で市販のかぜ薬を購入したことのある男女1,200名を対象に行ったアンケートの結果をまとめたものです。

かぜのひき始めにでやすい症状のタイプを聞いたところ、「のどからくるタイプ」と答えた方が約6割と最も多く、次に「鼻からくるタイプ」「熱っぽさからくるタイプ」と続いています。
さらにタイプ別に多い症状を見てみると、以下のグラフのように、鼻からくるタイプは鼻水が多いというような特徴が見られます。また「のどの痛み」はどのタイプでもでやすい症状といえます。

そして、かぜを実感する症状の数について見てみると、かぜのひき始めに「あれ?かぜかも?」と感じる時には症状は1~2個と少なく、進行するにつれて症状の数は増えていき、「本格的に具合が悪い」と感じるころには5個以上もの症状を感じている人が多いことがわかりました。このことからも、ひき始めの症状が少ないうちに対処することが、望ましいといえます。

かぜの症状は人それぞれですが、特にひき始めにでやすい症状に注目し、「鼻の症状」「のどの症状」「発熱などの症状」の3つについて、悪化させずに早く回復するためにはどのように対処したらよいのかを専門家の先生にお聞きしました。

かぜの3つの症状と早めの対処法について