耳だれ

耳だれは、耳の穴から出てくる分泌物の総称で、耳漏(じろう)とも呼ばれます。外耳から分泌される耳だれはさらさらした透明の液体で、中耳から分泌される耳だれは粘り気があり膿の混じった液体が多く、細菌感染をともなうと外耳の耳だれも粘り気があり膿が混じるようになります。

  • 耳だれについて

日常生活から考えられる原因

01かぶれやアレルギーによる湿疹

耳の皮膚はとてもデリケートで柔らかいので、湿疹ができるとすぐに広がり、耳の入り口から鼓膜までの音の通り道となる外耳道まで広がることがあります。また、外耳道には皮脂腺などの汗腺の一種が豊富にあり、うぶ毛も生えているので、絶えず分泌物や耳あかが付着しやすい状態にあります。外耳道に湿疹が起きるとかゆみや違和感を感じ、こんなとき耳をいじりすぎると皮膚の一部がはがれて皮膚に炎症を起こし、耳だれが続きます。

02耳だれの原因となる細菌感染の疾患

耳だれの原因は、細菌感染によるものです。なかでも幼児が風邪などの後に起こしやすい急性中耳炎で多くみられます。また、急性中耳炎から移行する慢性中耳炎、プールで耳に水が入ったときや外耳道を傷つけたときなどに起こる外耳道炎でも耳だれが出ます。幼児は鼻と中耳をつなぐ耳管が水平で短いため、これらの疾患を起こしやすいので普段より耳を気にするようなときは注意が必要です。

耳だれをともなう疾患

01急性中耳炎

細菌やウイルスに感染し、中耳に炎症が起こる疾患です。風邪やインフルエンザなどの感染症の後に、耳の詰まった感じや痛みに襲われたときは中耳炎を疑う必要があります。中耳に膿が溜まり、その膿が出口を求めて鼓膜を圧迫するために強い耳の痛みが出て、発熱をともないます。鼓膜が破れると、溜まっていた膿は黄色っぽい粘り気のある耳だれとして排出され、痛みが軽減されることがあります。

02慢性化膿性中耳炎

慢性化膿性中耳炎は難聴と粘り気のある耳だれがあり、ほとんどの場合、耳の痛みは起こりませんが、悪化すると耳だれの量が多くなり、耳痛や頭痛が起こることもあります。病状が悪化して周囲の組織を障害すると難聴が起こります。慢性中耳炎の多くは、急性中耳炎の繰り返しによるものです。

03真珠腫性中耳炎(しんじゅしゅせいちゅうじえん)

鼓膜の一部が奥に入り込んで、そこに垢や老廃物がたまって塊が形成されます。その塊が真珠のように見えることから真珠腫性と呼ばれています。腫瘍と間違われやすいのですが、腫瘍ではなく炎症性の疾患です。主な症状は耳だれと難聴ですが、初期の段階ではみられません。皮膚の塊に細菌感染が起こると膿や血液の混じった耳だれがみられるようになり、痛みが強くなります。治療しないと重度の難聴や顔面神経麻痺、髄膜炎を起こすことがあります。

04外耳道炎

耳の入り口に近い外耳道に炎症が起きる疾患で、ひっかき傷に細菌が感染したり、傷のある外耳道に水が入ることなどによって起こります。耳の入り口付近にかゆみや痛みが生じ、腫れによる異物感や詰まった感じとともに、耳鳴りや粘っこい耳だれがみられます。口を動かしたときや、耳たぶを引っ張ったり押したりすると痛みが強くなるのが特徴です。

対処法

01病院で診察を受ける

粘液や膿の混じった耳だれが出るときは、細菌感染による炎症があるときです。急性中耳炎では鼓膜が破れると痛みが軽くなりますが、痛みがなくても、このようなときは必ず耳鼻咽喉科を受診しましょう。

プチメモ

鼓膜は再生する!?

鼓膜は直径約9mm、厚さ約0.1mmの弾力のある膜です。音を空気の振動としてキャッチし、耳のさらに奥に伝える役割を担っていますが、その薄さゆえに衝撃や、内耳や中耳から耳だれによって破れてしまうことがあります。鼓膜の損傷は痛みや難聴を引き起こしますが、鼓膜には皮膚と同様に再生能力があるため小さな穴であれば、自然と塞がって痛みや難聴も治まります。しかし、穴が塞がらないうちに細菌に感染するようなことがあると、悪化する恐れがありますので、放置せずに耳鼻科を受診しましょう。

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