下痢

排便の数が多く、水分を多く含む、形のない便が出る状態が下痢です。腸の水分吸収が不十分だったり、腸からの分泌物が増加したときなどに下痢を起こします。食中毒や腸内感染のように、突然起こり、短期で治まる急性下痢と、3週間以上続く慢性下痢に分けられます。慢性下痢の場合、他の疾患が隠れている場合があります。

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日常生活から考えられる原因

01暴飲暴食

発熱をともなわない下痢はほとんどが飲みすぎ、食べすぎ、冷えが原因です。疲れているときはとくに消化機能が弱っているので、下痢になりやすくなります。

02アルコールや刺激の強い食べ物

アルコールや、辛みの強い刺激物などを摂取すると、胃酸が多く分泌されすぎて、胃壁の粘膜を傷つけたり、腸のぜん動運動が高まりすぎて下痢を引き起こします。

03冷えによる消化機能の低下

冷たい物を飲みすぎるなどして胃腸が冷やされると、胃腸の血行が悪くなり、消化機能が低下し、下痢になります。また、冷え症によっても同様のことが起こります。

04細菌やウイルス感染

食中毒や赤痢、コレラ、風邪など細菌やウイルスの感染が急性の下痢の症状を起こすことがあります。これらの感染性急性下痢の症状は、発熱や腹痛、吐き気、嘔吐などをともなうのが特徴です。

05ストレスによる腸の痙攣

ストレスなどで緊張が高まると、腸の動きをコントロールしている自律神経が乱れて腸が痙攣するので動きがにぶくなり、下痢や便秘になったり、下痢と便秘を繰り返すことがあります。

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下痢をともなう疾患

01過敏性腸症候群

精神的ストレスや情緒不安定などが原因で、腸のぜん動運動に異常が起こり、腹痛をともなう慢性的な下痢を引き起こします。ときに下痢と便秘が交互に起こることもあります。何週間も下痢が続いたり、一時的に治まり、その後再発という現象を繰り返すこともあります。この疾患・症状に関連する情報はこちら。過敏性腸症候群

02潰瘍性大腸炎

何らかの原因で大腸の粘膜に慢性的な炎症を起こし、粘膜がただれたり、潰瘍が多発します。長期間下痢と腹痛が続き、粘液や血液の混じった便が出たり、発熱などの症状があらわれます。ストレスで症状が悪化し、比較的若い世代での発症が多くみられます。

03大腸ポリープ

大腸の内側にできるイボ状に突き出た腫瘍で、多くは良性ポリープですが放置すると大腸がんに進行することもあります。血便や下痢、便秘といった症状がみられることがあります。早期のものは、自覚症状がありません。

04食中毒や風邪

サルモネラ菌やO-157、ノロウイルスなどによる食中毒、ウイルス感染による風邪、コレラや赤痢などに急性の下痢の症状がみられます。これらの疾患は同時に腹痛、発熱、嘔吐をともなうことが多くみられます。この疾患・症状に関連する情報はこちら。食中毒風邪(感冒)

05乳糖不耐症、アレルギー性胃腸炎

乳糖不耐症は、牛乳などに含まれる乳糖を分解する酵素が少なくて、牛乳などを飲んだときに下痢を起こす疾患です。また、アレルギー性胃腸炎は、アレルギー体質の人が胃腸にアレルギーを起こす原因となる食品を摂取すると、下痢や嘔吐、腹痛などの症状を起こします。※上記疾患が心配な場合には、早めに医師の診察を受けましょう。

日常でできる予防法

01食べすぎ飲みすぎをセーブする

下痢のほとんどの原因は食べすぎ飲みすぎが占めています。
例えば辛いものや焼肉をたくさん食べれば下痢をします。またお酒の飲みすぎも下痢になることが多いので、適量を心がけましょう。

02ストレスを発散する

慢性的な下痢の原因となるストレスを軽減しましょう。ゆっくり休息する時間をとる、睡眠をきちんととる、趣味を見つけるなどして、ストレスと上手につき合っていきましょう。

03タバコを控える

タバコに含まれるニコチンは、腸のぜん動運動を急激に促すので下痢の一因になります。愛煙家で下痢に悩んでいる人は、本数を減らすか、禁煙にチャレンジしましょう。

04定期的な大腸検査を受ける

大腸のポリープは、初期は自覚症状がありません。そのため、定期的な便潜血検査(肉眼では発見できない便に混じる血液を調べる検査)が発見のきっかけになります。

対処法

01急性下痢のときは胃腸を休める

激しい下痢は、脱水症状を引き起こすことがあります。冷たいものは刺激が強いので、湯ざましやうすい番茶、麦茶、ぬるめのミネラルウオーターを少しずつ何回にもわけて飲みましょう。胃腸を休めるためにも、おかゆやすりおろしたりんご、野菜スープ、脂肪分の少ない鶏のささみや白身魚、卵を使った料理を食べましょう。

02慢性下痢の場合は食生活を改善する

腸への刺激が少なく、消化が良く、栄養価が高い食材を使って体の抵抗力を上げていきましょう。柔らかいご飯やうどん、さといも、じゃがいも、卵、鶏のささみ、柔らかい赤身の牛肉、白身魚、豆腐、納豆、バナナ、りんご、ヨーグルトといった食材を積極的にとりましょう。また、牛乳などの特定の食品を摂取すると下痢になる場合は、その食品は避けるようにしましょう。

03市販の薬を使う

止瀉薬が下痢を止める効果があります。さらに、下痢止めの効能がある胃腸薬や、腸内のバランスを整える効果がある乳酸菌が含まれた整腸薬なども有効です。

04病院で診察を受ける

長期間続く下痢や、高熱、強い腹痛、血や粘膜が混じる便の症状などがある場合は、病院に行きましょう。

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プチメモ

下痢で怖いのは、脱水症状

下痢は体の防御反応ですが、下痢による脱水には気をつけなくてはいけません。
激しい下痢が続き、体重が5%以上の減少をともなう脱水は重症です。
尿の色が濃くなって、量が減ってくるようなら腎不全にも至ります。
さらにこの状態が進むようなら、脈拍も速くなり血圧が低下し、ショック状態も起こしかねません。下痢といえども軽く見るのは危険です。

下痢の原因はさまざまですが、生活習慣によるものが大半をしめます。
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