症状別対策BOOK

新型インフルエンザの対処法

「かかったかな?」と感じたときのために。インフルエンザの感染を見分けるポイントや治療法などについて、正しい知識を身につけておきましょう。症状が比較的軽く、自宅にある常備薬で療養できる方は、診療所や病院に行く必要はありません。ただし持病があるなど、感染することで重症化するリスクのある方はなるべく早めに医師に相談しましょう。

このような症状が見られる場合は病院へ

インフルエンザに感染した疑いがある症状

急な発熱(38~40℃)、咳や喉の痛みなどがみられる場合はインフルエンザに感染している可能性があります。さらに、以下のような症状がみられる場合はすぐに病院で診断を受けましょう。

【小児の場合】

  • 呼吸が速い、息苦しそうにしている
  • 顔色が悪い(土気色、青白いなど)
  • 嘔吐や下痢が続いている
  • 落ち着きがない、遊ばない
  • 反応が鈍い、呼びかけに答えない、意味不明の言動がみられる
  • 症状が長引いて悪化してきた

【大人の場合】

  • 呼吸困難または息切れがある
  • 胸の痛みが続いている
  • 嘔吐や下痢が続いている
  • 3日以上、発熱が続いている
  • 症状が長引いて悪化してきた

医療機関の受診方法と注意点

上記のような症状が見られ、医療機関を受診する際には、必ず事前に電話連絡をして、受診時間などを聞きましょう。

どの医療機関を受診すればよいかわからない場合

かかりつけの医師がいる場合はそちらに、いない場合は保健所などに設置されている発熱相談センターに問合わせると、医療機関を紹介してもらえます。

各都道府県の相談窓口は、厚生労働省のホームページでご確認ください。

呼吸が苦しい、意識がもうろうとしているなど症状が重い場合

なるべく早く入院施設のある医療機関を受診しましょう。必要なら救急車(119)を呼び、必ずインフルエンザの症状があることを伝えましょう。

慢性的な持病をもっている人は…

かかりつけ医師に電話をして、受診時間などを聞きましょう。もしいない場合には、保健所などに設置されている発熱相談センターへ連絡し、持病がある旨を伝えた上で医療機関を紹介してもらいましょう。

妊娠中の人は…

他の妊婦への感染を防止するために、なるべく一般の医療機関で診察を受けましょう。もし一般の医療機関での受診が難しい場合には、かかりつけの産婦人科でも診察してもらえます。ただし、その場合には事前に電話で相談してから受診するようにしましょう。

新型インフルエンザの治療法

新型インフルエンザの治療も基本的には季節性と同様に、病院で処方される抗インフルエンザ薬などによって行われます。

抗インフルエンザ薬

新型インフルエンザの治療には、抗ウイルス薬のタミフル*1(飲み薬)やリレンザ*1(吸入薬)が処方されます。これらはウイルスが体内で増殖するのを抑える働きがあり、発症後48時間以内に投与された場合、その効果がもっとも期待できます。

*1厚生労働省ホームページより引用

なお、抗インフルエンザ薬の注意事項については厚生労働省のホームページをご確認ください。

抗インフルエンザ薬と関連して処方されやすい薬

インフルエンザウイルスには直接効果はありませんが、解熱剤、二次感染(肺炎や気管支炎)の治療薬として抗生物質、鎮咳薬や去痰薬などが処方されることがあります。これらの薬は、医療機関や薬局などできちんと説明を受け、用法・用量を守って服用しましょう。

療養時に気をつけること

感染した人が気をつけること

  • 咳エチケットを守りましょう
  • 手をこまめに洗いましょう
  • 症状が治まっても、処方されたお薬は指示通りに最後まで飲みましょう
  • 水分補給と十分な睡眠を心がけましょう

感染した人の家族が気をつけること

  • 感染した人の介護をした後など、手をこまめに洗いましょう
  • 可能なら感染した人と別の部屋で過ごしましょう
  • マスクの感染予防効果は限定的ですが、感染した人と接するときには、なるべくマスク(不織布製)を着用しましょう

※感染した人が使った食器類や衣類は、いつも通りの洗浄・洗濯方法で消毒できます。

重症化しやすい人と感染した人が同居している場合の注意点

特に、持病がある人や妊婦といった重症化しやすい人が患者と同居している場合は、なるべく別の部屋で過ごすようにするなど、より確実な感染予防を心がけましょう。またかかりつけ医師へ相談しておくと、医師の判断によって予防のためのお薬を処方してもらえることがあります。

新型インフルエンザの症状が治まった時の注意点

熱が下がってから2日間、発症した翌日から7日間は外出を控える

今回流行している新型インフルエンザウイルスの潜伏期間は1~7日間です。熱が下がってもしばらく感染力が続き、他の人に感染させる可能性があります。熱が下がってから2日目まで、もしくは発熱や咳などの症状が始まった日の翌日から7日目までは外出を控えましょう。