ミトコンドリアの正体に迫る 監修:大阪市立大学大学院 脳科学講座 教授 宮城大学 副学長 井上正康先生

ミトコンドリアDNAで人類の起源を探る

DNAの遺伝情報は少しずつ変化しながら親から子どもへ伝えられ、進化の歴史を刻んでいます。すなわち、生物間のDNAの塩基配列の違いを手がかりに、進化の道筋をたどる事ができます。

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mtDNAの変化を生物間で比べることによって、生物の系統関係や分岐年代を推定することが可能となりました。
チンパンジー、ピグミーチンパンジー、ゴリラ、オランウータンなどのmtDNAを調べた結果、ヒトは4種の大型類人猿と共通の祖先を持っている事が分かりました。
まず、オランウータンが最初に分かれ、続いてゴリラ、3番目にヒトと2種のチンパンジー(チンパンジーとピグミーチンパンジー)が分かれたことが明らかとなりました。
ヒトに一番近いのはチンパンジーであり、両者が共通の祖先から分かれたのは約500万年前と推定されています。

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さらに、チンパンジー、アフリカ人、ヨーロッパ人、日本人のmtDNAを比較した結果、アフリカ人とヨーロッパ人が分岐したのは約14万3千年前、日本人とヨーロッパ人の分岐は約7万年前であると推定されています。
さらに、全ての現代人の共通祖先の起源がアフリカ人であることも分かりました。

また、ネアンデルタール人や北京原人などは、現代人の祖先とは別の絶滅した種であり、現代人の祖先とは交雑していないことも分かりました。

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