症状別対策BOOK

腰痛Q&A

腰痛に関する気になる疑問にお答えします。

Q01腰痛のときの上手な入浴のしかたは?

ややぬるめのお湯にゆっくりとつかり、腰部を静かにもみほぐすようにします。入浴後にマッサージをすると一層、効果的です。ただし、腰部が炎症を起こし熱を持っているときは冷やすのが基本。入浴は我慢しましょう。

Q02ぎっくり腰はどうして起こるの?

腰に激痛が走り動けなくなるぎっくり腰。原因は腰部のねんざ、骨と骨の間にある軟骨の損傷、骨粗しょう症による圧迫骨折など、さまざまです。もし、ぎっくり腰になったら、仰向けに寝て軽くひざを曲げた姿勢で、痛みが治まるまで安静を保ちましょう。

Q03スポーツは腰に悪いの?

どのスポーツもやり過ぎるのは腰痛の原因になります。徐々に鍛えていって強くなっていれば良いのですが、急にやり過ぎるのは禁物です。普通に楽しむ程度なら問題ないでしょう。ただしゴルフや柔道など腰に負担のかかるスポーツは、痛め易いので要注意です。

スポーツではありませんが、車の運転も、同じ姿勢を続けることになりますから長時間だと腰痛の原因になります。短時間の運転なら問題はありません。

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Q04心因性の腰痛もあるようですが…?

心因性の場合は、どこに痛みが出てくるかわからないところが特徴で、頭、首、肩、そして腰に出易くなります。心因性の腰痛は、普通なら気にならない感覚を、気持の負担が強いために、過大に感じてしまい起こる腰痛ですから、気持の負担がなくなれば自然に腰痛も治ってしまいます。

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Q05寝るときも腰に負担がかかって苦しいのですが、楽な寝方はありますか?

この姿勢が良いという決まった寝方はありません。一般的には横向きで腰、膝を曲げて寝るか、あおむけで膝を曲げその下にふとんを入れておくのが腰に負担のかからない寝方です。これを参考にして、いろいろ試してみて楽な姿勢を自分で見つけてください。

Q06薬はどんな薬を使えばいいのでしょうか?

薬局で手に入る薬の中で効果が期待できるのは、鎮痛消炎剤やビタミン剤です。鎮痛消炎剤には、文字どおり、痛みを鎮(しず)め、炎症を抑える働きがありますので、痛みが激しいときや急性の腰痛で炎症が起こっているときに使ってください。

また、ビタミン剤は、ビタミンEには血管を拡張させて血行を促す作用があり、ビタミンB1、B6、B12などは神経の働きを良くして、痛みを和らげる効果があります。

腰痛にはB群やE群を含んだ複合剤を服用する方がいいでしょう。薬局で良く相談して確かめてから購入してください。

Q07女性の場合、妊娠中に腰痛が起こり易いとよくいわれますが…?

妊娠中は分娩が近付くと、それに適応しようとして関節が少しずつゆるくなってきます。そのために、腰の周辺がゆるくなって、力のかかり具合で腰痛を引き起こすということは起こりがちです。

また妊娠中は、母体もふとって腰にかかる負担も大きくなりますので、要注意です。妊娠中は、腹帯である程度、腰を絞めておくのも良いでしょう。

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