タケダの生薬・漢方薬事典

生薬図鑑

タケダの漢方製剤や生薬製剤で使用している生薬一覧です。生薬の基源や効能、それぞれの生薬にまつわるこぼれ話などを詳しくご案内しています。個々の生薬について知りたいときなどにぜひご活用ください。

”不愛想なシカ”から生まれた隠語とは

鹿茸ロクジョウ

シカ科の満州アカジカまたは満州ジカの雄の幼角を乾燥したもの。

特徴

体長2m、肩の高さ1.2m、体重200kg程とやや大型です。雄は毎年3~4月に角が脱けて新しい角が生え、5~6月頃に最も成長して茸角となります。生薬には、乾燥させた雄のシカの幼角を用います。

生育地

中国、モンゴル、シベリアなどに分布しています。

この生薬の特性

五気(薬性)

おん

五味

かん

強壮や強精作用や鎮痛作用を持ちます。

効能

強壮、強精、鎮痛などに効果があります。

こんな症状に

A

  • 頭暈

    (目のかすみやふらつき、めまい)

B

  • 耳鳴り

C

  • 腰膝の脆弱

D

  • インポテンツ

E

  • 四肢のしびれ感

全身

  • 不眠
  • 低血圧症
  • 慢性的な虚損
  • 自律神経失調症
  • 更年期障害

成分組成

有機物60%、水溶性浸出物12%、アルコール溶性浸出物2.3%などを含みますが、詳細については不明です。

この生薬が含まれている漢方処方

  • 鹿茸丸(ろくじょうがん)
  • 鹿茸大補丸(ろくじょうたいほがん)
  • 内補鹿茸丸(ないほろくじょうがん)
  • 鹿茸散(ろくじょうさん)
  • 内金鹿茸丸(ないきんろくじょうがん)

など

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