• 症状別対策BOOK
  • 疲れの原因・解消法
  • ビタミン・ミネラル事典
  • 生薬・漢方薬事典
  • 身近な薬の活用ガイド

新型インフルエンザの特徴

2009年春に確認された新型インフルエンザは、日本中に感染が広がりました。この新型インフルエンザに感染しないために、感染してもひどくならないために、どんな注意が必要なのでしょうか。その特徴をしっかり見極めて対応していきましょう。

新型インフルエンザとは

新型インフルエンザとは、症状を引き起こす抗原の種類が毎年秋冬に流行する季節性のインフルエンザと大きく異なるインフルエンザです。
大半の人は新型に抵抗する免疫を持っていません。そのため、多くの人が新型インフルエンザに感染しやすいのです。
2009年春以降世界的に流行した新型インフルエンザ(A/H1N1)とは、豚由来のウイルスが変異し、ヒトからヒトへと容易に感染するようになったものです。

新型インフルエンザの症状

新型インフルエンザでは、突然38℃以上の高熱、咳とくしゃみ、鼻水、のどの痛みなどの呼吸器症状にくわえ、頭痛、関節痛、全身のだるさといった、従来の季節性インフルエンザとほぼ同じ症状がみられます。

新型インフルエンザと季節性インフルエンザの違い
新型インフルエンザ(A/H1N1) 季節性インフルエンザ
周期 10~40年に1回 毎冬
免疫 多くの人が未経験で、免疫なし 免疫あり
症状 38℃以上の急な発熱、咳、くしゃみ、頭痛、関節痛、倦怠感等 38℃以上の急な発熱、咳、くしゃみ、頭痛、関節痛、倦怠感等
検査 症状のみでは、季節性、新型インフルエンザの区別はつかない。
遺伝子検査で確定。
潜伏期間 1~7日 2~5日
治療薬 抗インフルエンザウイルス薬 抗インフルエンザウイルス薬
ワクチン 新型インフルエンザワクチン 季節性インフルエンザワクチン

重症化しやすい人 (1)持病をもっている人

今回流行している新型インフルエンザは、感染してもほとんどの人が比較的軽症のまま数日で回復しています。しかし持病がある人のなかには、治療の経過や健康管理の状況によって、感染すると重症化する場合もあります。特に下記の持病がある人は、手洗いやうがいを徹底したり、人混みを避けて外出するなど、感染予防に留意しましょう。

≪重症化のおそれがある基礎疾患≫
  • 慢性呼吸器疾患
  • 慢性心疾患
  • 糖尿病などの代謝性疾患
  • 腎機能障害
  • ステロイド内服などによる免疫機能不全

新型インフルエンザによる入院患者で基礎疾患があった人
(2009年9月1日現在/総数257人 ※数字は延べ人数)

喘息などの呼吸器疾患のある人

喘息など呼吸器に疾患がある人は、空気の通り道である気道と肺に慢性的な炎症を抱えています。新型インフルエンザに感染すると喘息の発作や呼吸困難が起こりやすく、慢性的な炎症がさらに悪化し、症状が重くなりやすいのです。重症化を防ぐためには、日頃から発作が起こらないようにコントロールすることが大切です。

糖尿病や血糖値の高い人

糖尿病などで血糖値が高い状態では白血球の働きが低下して免疫反応が弱まります。この状態で新型インフルエンザに感染してしまうと長引き、肺炎などを併発しやすく重症になる可能性が高くなります。また、血糖値が上昇し、一時的に糖尿病の症状が悪化して重症になることもあります。

腎機能に障害のある人、人工透析を受けている人

腎臓の機能が低下している人は体の抵抗力が弱くなっています。さらに人工透析を受けている人はそのための通院治療が不可欠で、インフルエンザ症状があっても外出が避けられません。感染や重症化を避けるために、いつにも増して栄養や睡眠をしっかりとって体力が落ちないように気をつけましょう。

重症化しやすい人 (2)妊婦・乳幼児・お年寄り

妊婦や子ども、お年寄りも新型インフルエンザにかかると重症化しやすいといわれています。日頃から感染予防を心がけ、かかりつけ医師がいる場合には発症時の対応について、あらかじめ相談しておきましょう。

妊娠中は免疫を抑えている状態なので感染しやすい

妊娠中の人は自分の免疫が自分と異なる胎児を攻撃しないよう、免疫力が低下しています。そのため新型インフルエンザにかかりやすく、肺炎などの合併症によって重症化しやすいことが明らかになっています。
新型インフルエンザにかかった場合に備えて、あらかじめかかりつけの産婦人科で受診方法などを相談しておきましょう。

19歳未満の未成年者が入院患者の7割を占めている

未成年者が重症化することでいちばん怖いのが、5歳以下の乳幼児に多いインフルエンザ脳症です。インフルエンザ症状に加え、呼びかけに答えないなどの意識障害や意味不明なうわごとを口走る、けいれんがとまらないなどの症状があらわれます。このような症状があらわれたらすぐに医療機関を受診してください。

我が国の入院患者数の年齢分布(平成21年9月1日時点、計87人)

お年寄りは免疫力が低下しているので感染しやすい

お年寄りの人は、季節性インフルエンザでも重症化しやすい傾向があります。そのため、新型インフルエンザのワクチンを優先的に接種できるように配慮されています。周りのご家族もお年寄りに感染させない注意が必要です。

新型インフルエンザの感染経路

新型インフルエンザの感染経路も、通常の季節性インフルエンザと同じ「飛沫(ひまつ)感染」と「接触感染」です。しかし新型の場合、ほとんどの人が免疫を持っていないため、季節性に比べて感染が拡大しやすいと考えられています。

≪飛沫感染≫
感染者のくしゃみや咳などに含まれるウイルスを吸い込むことによって感染します。
≪接触感染≫
ウイルスが付着した場所(ドアノブなど)に触れた手で目や鼻を触ると、粘膜や結膜などを通じて感染します。

なお、流行状況についての最新情報は、国立感染症研究所 感染症情報センターもしくは厚生労働省のホームページなどでご確認ください。

今、気をつけたい症状に関する情報や、最新のコンテンツをご紹介します。

  • 疲れの原因・解消法「疲れとは?」
  • 腰痛
  • 肌のトラブル
  • 風邪・インフルエンザ

このページの先頭へ

武田薬品工業株式会社

© 2003 Takeda Pharmaceutical Company Limited.

ページの先頭に戻る